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ハードウェア / HP200LX用シリアルケーブル

最終更新日: 2001/06/29


HP200LX用シリアルケーブル

1994/12/07

デジカメ画像をクリックすると、大きな画像 (640×480ドット、約60kバイト) が表示されます。

Serial Cable for 200LX
HP200LXを1994年10月ごろに購入しましたが、 あいにくそのときはHP純正のシリアルケーブルであるF1015Aが品切れで 入手することができませんでした。 他のコンピュータに接続するためのケーブルがないと 何かと不便なので、大阪・日本橋の共立電子CCP (当時。現在は共立電子シリコンハウスの4Fの店舗が相当します) でパーツを揃えて作ってしまいました。 必要なパーツは、以下のとおりです(価格などは当時のもの)。
  1. AMP 2.0mm ハウジング 10p 1-176135-5 (70円)
  2. ROC Dsub プラグ DS-25P (200円)
  3. ROC Dsub カバー DH-25PC (230円)
  4. 藤倉 VV-SB 10芯シールドケーブル 1メートル (440円)
200LX用ケーブルを作るポイントは、 200LXのシリアルポートにぴったりとあう コネクタを用意することだけです。 あとは、他のPCなどのシリアルケーブル同様に、 対応するピンをはんだ付けすればOKです。

Connector for 200LX Serial Port
200LX側のコネクタはこの画像のように仕上げました。 補強のためにプラ板を接着し、絶縁をかねてエポキシ接着剤で固めています。 また、ケーブルの固定には結束バンドも併用しています。

表1. シリアルケーブルの結線(ストレート仕様)
200LX信号名DSUB25
1DCD8
2RxD3
3TxD2
4DTR20
5SG7
6DSR6
7RTS4
8CTS5
9RI22
10FG1
ケーブルの結線は、この表のようにしました。 200LX側のコネクタの1番に茶色、2番めに赤のように 由緒正しい(笑)カラーコード順にシールド線の芯線をはんだ付けします。 そのあと、それぞれの芯線を25ピンコネクタの対応ピンにはんだ付けします。

なお、この結線はストレートケーブル仕様です。 200LXのアクセサリで言えば、F1015A + HP5181-6642 に相当します。 もし、200LXをモデムではなくコンピュータに接続したい場合は、 ヌルモデムアダプタなどを併用してください。

上記の内容は 「FYHPPC MES(14)【期間限定】通信環境会議室 #00164」 でも報告しました。 現在、この記事は、 FHPPC LIB(1)#350「(14)【期間限定(94/11-)】 通信環境会議室」 の過去ログライブラリから入手可能です。

F1015A compatible cable
こちらはF1015A互換のクロスケーブル仕様のもの。 PC側にはDSUB9ピン圧着コネクタを、 ケーブルにはフラットケーブルを使いました。

表2. シリアルケーブルの結線(クロス仕様)
200LX信号名DSUB9
1DCD1
2RxD3
3TxD2
4DTR6
5SG5
6DSR4
7RTS8
8CTS7
9RI9
10FG--

参考文献: ``Pin Assignments for the palmtop Port and the 9-Pin Connector'', HP 200LX User's Guide, p.26-8.