LXFS4D v0.0 -- LX Filer Server for DOS version 0.0
MS-DOSマシンを HP 100/200LXの Filerサーバに
Copyright (C) 1996, 1997 by Dai ISHIJIMA
|☆ はじめに
|☆ 動作環境
|☆ アーカイブファイルに含まれるファイル
|☆ 使用方法
|☆ バグ
|☆ おことわり
|☆ 今後の予定
|☆ 参考文献
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このプログラムは、FHPPC LIB(8) #601 の
BSD Filer v0.3
(BSDFIL03.LZH)
を PC98互換機および IBM PC/AT互換機のDOS上で動くようにしたものです。実
用上、全く意味がないかもしれませんが、HP 200LX でも動きました。
このドキュメントには、DOS版に関すること以外はあまり書かれていません。
詳しくは BSD Filer v0.3 のドキュメントをご覧ください。なお、UNIX版の次
バージョンを (たぶん LXFS4U??.LZH という名前で) リリースした場合には、
BSDFIL03.LZHを削除すると思います。そのときは、新しい版をダウンロードし
てください。
このプログラムは、PC98互換機および IBM PC/AT互換機のDOS上で動きます。
Windows や PC-UNIXが動かない古いマシン、例えば V30搭載機や 286マシンを
Filerサーバとして活用することを可能にします。 本バージョンの動作テスト
は以下の機種で行いました。
- サーバ
- a. Digital HiNote Ultra CS433 / MS-DOS 6.2/V
- b. EPSON PC-386GS2改 / MS-DOS 6.2
- c. HP 200LX (2M 未改造) / MS-DOS 5.0, JKIT
- クライアント
- 1. HP 200LX
- 2. Digital HiNote Ultra CS433 / Connectivity Pack
- 組合せ
- a. と 1. / 赤外線ポート, クロスケーブル / 57600bps
- b. と 1. / クロスケーブル / 38400bps
- c. と 2. / クロスケーブル / 9600bps
アーカイブファイル
lxfs4d00.lzh
には、
- readme.doc
- このファイル
- lxfs98.exe
- 98互換機用実行形式ファイル
- lxfsat.exe
- AT互換機用実行形式ファイル
- bsdfiler.h
- ヘッダファイル
- main.c
- コマンドラインパラメータを調べるプログラム
- emul.c
- サーバエミュレータ本体
- dfile.c
- ワイルドカードの処理など、ファイルまわりのプログラム
- packet.c
- データパケットを処理するプログラム
- crc.c
- CRCを計算するプログラム
- tty_98.c
- 98互換機用シリアルポートまわりのプログラム
- tty_at.c
- AT互換機用シリアルポートまわりのプログラム
- makefile
- lxfs98, lxfsat作成用メイクファイル
が含まれています。このうち、dfile.c, tty_98.c, tty_at.c 以外のソースフ
ァイルには BSD Filer v0.3 からの大きな変更はありません。なお、ソースを
コンパイルして実行形式を作成するには、Turbo C++ 1.0 2nd Edition あるい
は Borland C++ 2.0 が必要です。今回は LSI C-86 Ver 3.30c試食版には対応
していません。
使用機種に応じて lxfs98.exe または lxfsat.exe を動かします。機種判定
などは行っていませんので、違う機種用の実行形式を使うと暴走する恐れがあ
ります。
コマンドラインの書式は、
lxfs{98,at} [-シリアル速度] [シリアルポート]
です。シリアル速度とシリアルポートのデフォルト値はそれぞれ、9600bps と
COM1 (ttyd0) です。
操作例 (98互換機)
C:\>lxfs98 -38400
操作例 (AT互換機で COM2: を使うとき)
C:\>lxfsat -57600 com2
なお、最近の 9821に装備されている9ピン端子のシリアルポートには対応し
ていません。また、AT互換機でシリアルポートの設定 (I/O ポートや割り込み
など) が標準的なものと異なる場合は動作しないかもしれません。
このプログラムを終了するには、クライアント側で Discon{F10}を押します。
あるいはサーバ側で ESCキーを押してください。
本バージョンでは、サーバ側のディレクトリリストの表示、ファイルのコピ
ー (サーバ→クライアント, クライアント→サーバ) 以外の動作は保証しませ
ん。
サーバ側でアクセスできるのはカレントドライブのみです。他のドライブに
はアクセスできません。
クライアント側からサーバのディレクトリを移動すると、プログラム終了時
のカレントディレクトリはそのディレクトリになります。
このプログラムは (狭義の) フリーソフトウェアです。パブリックドメイン
ソフトウェア (PDS)、シェアウェアではありません。このプログラムの著作権
は、作者である いしじま☆だい が所有してい
ます。
このプログラムの運用によって生じた結果については一切責任を負いかねま
すのでご了承ください。使用前にはディスクのバックアップをとったほうがい
いかもしれません。
このプログラムの全部、または一部をそのまま利用して商用目的のプログラ
ムを作成することはご遠慮ください。
フリーソフトウェアの作成や個人的な範囲での利用が目的の場合は、このプ
ログラムの全部、または一部をそのまま利用してもかまいません。他機種への
移植や他のオペレーティングシステムへの移植およびフリーソフトウェアとし
ての公開は大歓迎です。その場合、作者への連絡は不要です。 (でも、報告し
てくれたり、ドキュメントに一筆書いてくれたり、さらには、そのソフトのソ
ースを公開してもらえると非常にうれしいです。)
このプログラムを再配布する場合は、アーカイブファイル lxfs4d00.lzh に
含まれるすべてのファイルを変更せずにそのまま配布してください。このプロ
グラムを BBSや anonymous ftpなどで再配布する場合は電子メイルなどでご連
絡いただけるとありがたいです。
- LSI C-86 Ver 3.30c試食版への対応
- シリアルまわり (tty*.c) の改善と peeping-comへの対応
- 中島 信行:「シリアル・ポートのプログラミング」,
BootStrap Project-2 No.4 (CQ出版社, 1993), pp.115-133.
- 加藤 佐一:「割り込み制御プログラミング」,
トランジスタ技術スペシャル No.43 (CQ出版社, 1994), pp.112-120.
- 吉田 功: トランジスタ技術スペシャル No.45
"PC98シリーズのハードとソフト" (CQ出版社, 1994).
- 米田 聡: 気ままにPC/ATプログラミング (ソフトバンク, 1993).
- 山本 和信, 佐川 顯, 北原 静香, 宮本 恒弘, 宮下 好夫:
PC-9801通信プロトコルスーパーテクニック (アスキー, 1993).
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