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ハードディスク消去ツール / GUIメニュー

初版: 2004-06-03
最終更新日: 2004-07-01


ハードディスク消去ツール・日本語表示版


●dialogでGUIメニュー

「ハードディスク消去ツール『wipe-out』」の 最初のバージョンは一枚のフロッピーにプログラムを格納していました。 しかし、最近はフロッピードライブを装備していないパソコンもあります。 そこで、フロッピーではなく、CD-ROMからブートするものを 2004年5月に公開しました。

フロッピーでは、OSとプログラムを1.4Mバイトに詰めこむ必要があり、 操作性や機能よりも、 「いかにコンパクトにまとめるか」が最大の課題となります。 しかし、CD-ROMを使えばプログラムサイズなどの制限は事実上なくなります。 (実際にはCD-ROMには650M〜700Mバイトしか格納できませんが、 本ツールではそんなに使うことはありえませんから。)

そこで、CD-ROM版では、 日本語コンソールプログラムである「kon2」を使って表示を日本語化し、 さらにFreeBSDに用意されている「dialog(1)」コマンドを使って、 メニュー形式で操作できるようにしました。 日本語表示用フォントには、視認性のよい 「ぱうフォント」を使っています。


●メインメニュー

CD-ROMからブートしてしばらく待つと、次のメインメニューが表示されます。 ここで、カーソルキーを使って処理を選択します。

(クリックで拡大表示)

メインメニューが表示された直後は、 「0を上書きして、このディスクのデータを消す」 が選択されて(ハイライト表示されて)います。 ここで、上下カーソルキーを押すと、別の項目を選択することができます。 たとえば、「ランダムデータを…」を選択するには、下カーソルキーを二度押します。

エンターキーを押すと、 選択している(ハイライト表示されている)項目が実行されます。


●ディスクの選択

メインメニューから、「別のディスクを選択する」を選んでエンターキーを押すと、 ディスクの選択メニューが表示されます。 このメニューでは、 ディスクのデバイスファイル名(「ad0」や「da0」)だけでなく、 ディスクの名称(この例だと、「IBM DJNA…」や「SEAGATE ST318438…」)と ディスクの容量も表示されます。

ハードディスクだけでなく、 MOやUSB大容量ストレージのデータも消すことができます。 次の例は、ATAハードディスク(ad0: SEAGATE ST380021A)、 USB大容量ストレージ(da0: Generic SND1 MP3 Player 0.00)、 MO(da1: KONIKA OMD-7061, メディアは540M) を接続したマシンでのディスク選択画面です。 (なお、扱えないMOメディアやUSB大容量ストレージデバイスもあります。)


●ディスクの消去

ディスクのデータを消去選ぶと、次の確認メッセージが表示されます。

左右カーソルキーを押すと、 「Yes」・「No」の選択(ハイライト)が入れ替わります。 もし、この確認メッセージに表示されているディスクのデータを消したくないときは、 「No」を選択してエンターキーを押してください。

確認メッセージに表示されているディスクのデータを消すときは、 「Yes」を選択してエンターキーを押します。 すると、 さらにしつこく、次の確認メッセージが出ます。

データの消去中は、進み具合がバーグラフで表示されます。 また、画面最下行には、ディスクへの書き込み速度が表示されます。

データの消去が終わると、確認ダイアログが表示されます。 「OK」を押すと、メインメニューに戻ります。