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ハードディスク消去ツール
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ubuntu
はじめに
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開発の経緯
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ダウンロード
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おことわり
初版: 2010-02-14
最終更新日:
2023-01-11
LinuxベースのLive CD-ROMからカンタン操作できれいにデータを削除できる
ハードディスク消去ツール「wipe-out」
超消「わいぷたん」(ちょうけし・わいぷたん)
ubuntu開発版(2010-02-16)
「消去」を「DuckDuckGo」で検索!
「消去」を「Google」で検索!
●はじめに
本ページでは、「ハードディスク消去ツール『wipe-out』」の
ubuntu版(開発版)を紹介する予定です。
●Ubuntu版開発の経緯
ハードディスク消去ツール「wipe-out」は、
これまでオペレーティングシステム(OS)にFreeBSDを使用し、
「たった一枚のフロッピー」あるいは「たった一枚のCD-ROM」で
「軽快に動作」することを目標に開発を続けてきました。
その一方で、まれにOSが動かない、デバイスを認識できないなどの理由で、
データ消去を行えない(「wipe-out」が使えない)という
ご報告をいただくこともありました。
その一方、昨今(このページを書いている2010年初め)では、
手軽に使えるUN*X系Live CDが増えてきました。
これを使えば、上述のようなOSにまつわる問題が解消できるのではないか
と考えました。
「wipe-out」そのものは、その大部分をシェルスクリプトで記述しているため、
*BSDやLinuxなどの「シェルが使える」UN*X系OSであれば、
移植性はよいと考えています。
「wipe-out」の核となる部分をOSから分離して配布すれば、
ひょっとしたらうれしい方もいらっしゃるかもしれません。
OSとしてFreeBSDでない*BSDを使う、という選択肢もありますが、
デバイスサポートなどが似通ってない方が「多様性」を確保できると考え、
Ubuntu・SLAX・Puppy Linuxでの開発を選択しました。
●オリジナル(BSD版)との相違
-
「wipe-out」でハードディスクを消去できる段階、
すなわち、メニューが表示されるまでに時間がかかります。
古いマシン、メモリの少ないマシンでは、
ubuntuがブートしないかもしれません。
-
オリジナル版ではメインメモリが32Mバイトぐらいでも
動作するはずです
(最近(2020年以降)はさすがに256Mバイトぐらい必要かも)
。
-
軽快さはオリジナル > slax > Puppy >> ubuntuの順です。
-
できることはオリジナル版が豊富です。
現状のubuntu版はv0.8のサブセットを目指しています。
-
ubuntu日本語Remix版などで使うと、
消去してる最中でもネットサーフィンができて
退屈しないかもしれません(未検証です)。
-
配布アーカイブはシェルスクリプトしか入っていないので、
コンパクトです。
●ダウンロード
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wpout12u-2023-01-11.tgz
(11,231バイト)開発版tar+gz形式アーカイブ
以下の環境で検証中
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FreeBSD 12.3R(i386)LiveCD(DVD)モード
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slax-ja(slax-ja-plus-7.0.8-i486.iso)
-
Puppy Linux(precise-571JP.iso)では、
縮退モードでの動作
(乱数・パターンの書き込みは簡略化、ベリファイは無効)
となります。
-
Ubuntu(-ja) 20.04 LiveCD(DVD)モード
-
「$ sudo apt install tcc」で
Cコンパイラ
(tcc - small ANSI C Compiler)
を入れてください
-
Cコンパイラがない場合は
縮退モードでの動作となります。
-
wpout11u-2023-01-08.tgz
(10,625バイト)開発版tar+gz形式アーカイブ
以下の環境で検証中
-
FreeBSD 12.3R(i386)LiveCD(DVD)モード
-
slax-ja(slax-ja-plus-7.0.8-i486.iso)
-
Puppy Linux(precise-571JP.iso)では、
縮退モードでの動作
(乱数・パターンの書き込みは簡略化、ベリファイは無効)
となります。
-
Ubuntu(-ja) 20.04 LiveCD(DVD)モード
-
「$ sudo apt install tcc」で
Cコンパイラ
(tcc - small ANSI C Compiler)
を入れてください
-
Cコンパイラがない場合は
縮退モードでの動作となります。
-
wpout11u-2022-12-25.tgz
(8,595バイト)開発版tar+gz形式アーカイブ
以下の環境で検証中
-
FreeBSD 12.3R(i386)Liveモード
-
Ubuntu(-ja) 20.04 Liveモード
-
「$ sudo apt install tcc」で
コンパイラを入れてください
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slax-ja(slax-ja-plus-7.0.8-i486.iso)
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Puppy Linux(precise-571JP.iso)では、
現在のところ動きません
(Cコンパイラが使えないっぽくってなのです)
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wpout10u-20100214.tgz
(3,030バイト)参考版tar+gz形式アーカイブ
※動作未検証
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wpout10u-20100217.tgz
(5,679バイト)開発版tar+gz形式アーカイブ
以下の環境で検証中
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AOpen EZ65-II + EZ-SATA55 + ST380022A U Series 7
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ubuntu-ja-9.04-desktop-i386.iso
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ubuntu-ja-9.10-desktop-i386.iso
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Puppy Linux 4.3.1JP
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slax-ja-6.1.2-2
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wpout10u-readme.txt
暫定版ドキュメント(記載内容と配布物の動作に若干の差があります)
●使いかた
以下に使いかたの例を示します。
-
適当なLinuxベースのLive CDを用意します。
-
用意したCDでブートし、シェル(ターミナル)が使える状態にします。
- ubuntu-ja-9.10-desktop-i386.iso
- F4キーを押して「セーフグラフィックスモードでUbuntuを起動」
を選びます(標準でもかまわないかもしれません)。
「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」と選んで
「GNOME端末」を起動します。
シェルのプロンプト「ubuntu@ubuntu:~$」が現れます。
- Puppy Linux 4.3.1JP
- セーフティモード(Puppy Linux Safe mode)で起動します。
キーボードレイアウトは適切なものを選択してください。
シェルのプロンプト「#」が現れます。
- slax-ja-6.1.2-2
- Slax Text Mode
(Run Slax in textmode and start command prompt only)
で起動します。
「slax login:」のログインプロンプトが出たら、
画面の指示にしたがってrootでログインします。
シェルのプロンプト「root@slax:~#」が現れます。
-
アーカイブを適当な手法で用意します。
ネットワークが使えるなら「wget」コマンドで
その場でダウンロードすることもできます。
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「tar xzvf wpout10u-日付.tgz」などでアーカイブを展開します。
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「sudo sh wipe-out.sh」
「sh wipe-out.sh」
などのコマンドを入力して、wipe-outを起動します。
●おことわり
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本ツールは、OSとしてLinuxベースのLive CDを利用します。
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本ツールは、LinuxベースのLive CDに付属する各種ツールを利用します。
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本ツールはフリーウェアです。
著作権は、作者である
いしじま☆だい
が保有しています。
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本ツールを利用した、あるいは利用しなかったことによって生じた
いかなる結果についても、作者は責任を一切負いません。
●謝辞
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LinuxベースのLive CD版の開発について、
インスピレーションを与えてくださった方々に感謝します。
お問い合わせ・連絡先などはこちらをご覧ください
超消「わいぷたん」(ちょうけし・わいぷたん)or 「わいぷフレンズ」
ハードディスク消去ツール「wipe-out」―
Copyright (C) 2001-2010 by Dai ISHIJIMA