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ハードディスク消去ツール / ダウンロード / 旧バージョン
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初版: 2002-03-13
改訂その2: 2004-06-23
最終更新日: 2007-02-17


フロッピーやCD-ROMからブートすれば、きれいにデータを削除できる

ハードディスク消去ツール

〜 CD-ROM版は、ハードディスクだけでなく、 いろんなストレージデバイスのデータも消せます 〜

●この版は古いです

この版は古いので、 「ハードディスク消去ツール『wipe-out』」新しい版のご利用をおすすめします。


最新版のダウンロードこちらからどうぞ
Click here to the latest version.

関連リンクこちら

このソフトウェアは、フリーウェアです。
作者はこのソフトウェアの運用に関する一切の責任を負いません。
利用者の自己責任のもとでご使用ください

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★おしらせ★

新バージョン鋭意開発中です (2007-02-23)。
新バージョン(v0.8)でフロッピー版の 開発を再開しました(2007-02-12)。
新バージョン(v0.8)の 開発をはじめました(2007-02-10)。

2006-09-18版をバージョン0.7として 公開しました(2007-02-10)。

愛称をつけてみました(2006-04-27)。

ご利用ガイドラインを掲載しました(2006-03-13)。

山田さんの「wipe-out(98)http://www.aihara.co.jp/~taiji/wipe-out98/)」
のページで、PC-98シリーズ用のツールが公開されました。


●はじめに

2003年5月30日に公布された個人情報保護法 (個人情報の保護に関する法律・平成15年5月30日法律第57号) が2005年4月1日に全面施行されました。 これにともない、 個人情報の保護、さらには、 企業情報などの機密情報の保護への関心が高まっています。

その一方で、パソコン(あるいは記録メディア)を廃棄・処分する際に、 そこに蓄えられた多くの非常に大切な情報が消されずに残っていることが原因で、 それらの情報が漏洩してしまうことが大きな社会問題となっています。

ここで公開している「ハードディスク消去ツール『wipe-out』」を使うと、 簡単に、かつ安全に、 パソコン(のハードディスクなどの記録装置およびメディア)に 記録されているデータを削除することができます。 このツールは、 パソコンにそれまで記録されていた情報とは 全く無関係なデータを上書きすることによって、 記録されていたデータを削除します。

このツールは、たった1枚のフロッピー、あるいはCD-ROMに、 データ削除に必要なプログラム一式を詰めこんでいます。 このため、とても手軽に使うことができます。 このツールを書き込んだ フロッピーかCD-ROMをパソコンにセットしてパソコンを起動し、 キーを何度か押すだけの簡単操作でデータを削除することが可能となっています。


●このツールではこんなことができます


●簡単操作でデータを削除

本ツールを書き込んだCD-ROMあるいはフロッピーをセットして、 パソコンを起動すると、 次のようなメニュー画面が表示されます。

クリックで拡大表示します
MAINMENU(CD) MAINMENU(FD)
CD-ROM版メインメニュー フロッピー版メインメニュー

CD-ROM版では、カーソルキーとエンターキーで操作を行えます。 フロッピー版では、数字やアルファベットを入力して操作します。

CD-ROM版では、エンターキーを3回押すだけ、 フロッピー版では、「0」、「y」、「yes」と入力するだけの簡単操作で、 データの削除を行うことができます。


●ツールのダウンロード

マニュアル本案内こちら

過去のバージョンこちら にまとめてあります。


●フロッピー・CD-ROMの用意

配布しているアーカイブを展開し、 フロッピーイメージ(*.flp)、あるいは CD-ROMイメージ(*.iso)を、 それぞれフロッピーディスクかCD-RW/Rなどに書き込んでください。 書き込みには、フロッピーの場合には「rawrite」や「fdimage」などのツールを、 CD-ROMの場合はCD-Rドライブに付属の書き込みツールなどを使ってください。 PC-UNIXをお使いの場合は、 フロッピーにはdd、CD-RW/Rにはcdrecordなどを使ってください。 書き込みが終わったら、それをデータを消したいパソコンにセットして、 パソコンをそのディスクから起動します。

なお、配布アーカイブに含まれるファイルは、 いわゆる「イメージファイル」 (フロッピー版: *.flp/フロッピーイメージファイル、 CD-ROM版: *.iso/ISOイメージファイル) です。 フロッピー版の場合、 コマンドプロンプトから「copy *.flp a:」としたり、 フロッピードライブのアイコンにドラッグ・アンド・ドロップする… といった方法では書き込みできません。 CD-ROM版の場合も、通常のファイルをCD-RW/Rに書き込む手順ではなく、 「イメージファイルをCDに書き込む方法」を使ってください (お使いの書き込みソフトによって方法が異なります。 詳しくは、お使いのソフトのマニュアルなどを参照してください。 あるいは、「ISOイメージ CD 書き込み」などのキーワードを使い、 検索サイトで調べてみてください)。

マニュアル本のISOイメージ書き込み方法解説ページ


●消去ツールの使い方

ツールを書き込んだCD-ROMかフロッピーをセットしてパソコンを起動すると、 メインメニュー画面が表示されます。 このメニュー画面では次の選択肢が表示されます。 行いたい操作を、 カーソルキーとエンターキー(CD-ROM版)、 あるいは、 対応する文字(フロッピー版)で選択します。
  1. 0を上書きして、このディスクのデータを消す
    (write "0" onto the disk)
  2. 1を上書きして、このディスクのデータを消す
    (write "1" onto the disk)
  3. ランダムデータを上書きして、このディスクのデータを消す
    (write random data onto the disk)
  4. 別のディスクを選択する
    (select disk)
  5. 複数回上書きして、このディスクのデータを念入りに消す
    (erase data with muliple writing)
  6. 念入り消去の上書き方法を選択する
    (select multi-write method)
  7. データが消去されたか確認する (高速/一部をチェック)
    (verify disk (quick))
  8. データが消去されたか確認する (通常/全部をチェック)
    (verify disk (normal))
  9. ディスクのデータを表示する
    (dump sector)
  10. データを表示するセクタの指定
    (set sector number to dump)
  11. 起動時のシステムメッセージを確認する
    ※CD-ROM版のみ
  12. 「『wipe-out』について」を見る
    ※CD-ROM版のみ
  13. シェル (sh) を起動する
    (run shell (sh))
  14. シェル (csh) を起動する
    ※CD-ROM版のみ
  15. CD-ROMをmountする
    ※CD-ROM版のみ
  16. CD-ROMをumountする
    ※CD-ROM版のみ
  17. シャットダウンする
    (shutdown)
  18. 再起動する
    (reboot)


●データの消去

メインメニューから 「0を上書きして、このディスクのデータを消す (write "0" onto the disk)」、 「1を上書きして、このディスクのデータを消す (write "1" onto the disk)」、 「ランダムデータを上書きして、このディスクのデータを消す (write random data onto the disk)」 のいずれかを選択すると、 確認メッセージが表示され、そこで「消去する」を選ぶと それぞれの方法でディスクのデータ削除が始まります。

削除中は、その進行状況や残り所要時間(予測値)が表示されます。 データの削除は、ディスクの容量にもよりますが、数十分〜数時間を要します。


●消去対象ディスクの選択

メインメニューから「別のディスクを選択する (select disk)」を選択すると、 パソコンに接続されたディスク(記録装置およびメディア)がリストアップされ、 どのディスクを削除するかを選ぶことができます。


●複数回上書き

「複数回上書きして、このディスクのデータを念入りに消す (erase data with muliple writing)」を選択すると、 ディスクに複数回にわたってデータを上書きして、 データを削除することができます。 どのように上書きを行うかは、 「念入り消去の上書き方法を選択する (select multi-write method)」 で選択できます。


●消去確認

「データが消去されたか確認する (verify disk)」を選択すると、 ディスクを読んで、データが削除されているかを確認します。 「高速/一部をチェック (quick)」ではディスクの1/10を、 「通常/全部をチェック (normal)」ではディスク全部を読んでチェックします。 ディスクの読み込みはブロック単位(10Mバイト/1ブロック)で行い、 0で削除されているブロック、1で削除されているブロック、 未削除のブロックについて、ブロック数と割合を表示します。 チェックには数分から数時間を要します。 なお、ランダムデータで削除した場合は、未削除と判定されます。

また、「ディスクのデータを表示する (dump sector)」を選択すると、 ディスクに書かれているデータをセクタ(512バイト)単位で16進数表示します。 表示するセクタは 「データを表示するセクタの指定 (set sector number to dump)」 で指定することができます。


●対応機種とストレージ


●改編の記録

2007-02-10
バージョン0.7公開。中身は開発版(2006-09-18)と同一。 USBキーボードへの対応、消去ログのMBRへの記録、 ディスクコピー、ランダムパターンと補数書き込みの追加。

2006-04-27
愛称とキャッチコピーをつけた。 「ハードディスク消去ツール『超消』」。
〜エンターキーを3回叩くだけの 超カンタン操作でハードディスクをまっさらに〜
「過去は帳消しにできませんが、ディスクの情報は『超消』で帳消しに」
(「wipe-out(わいぷ・あうと)」、「わいぷたん」同様、 今後ともごひいきに:-

2005-07-10
バージョン0.6公開。 ディスクの消去チェック機能追加。

2005-06-26
バージョン0.5公開。 PXEブートおよび消去中のCD-ROMの取り出しに対応。

2004-07-12
バージョン0.4公開。 経過時間と予測残り所要時間の表示、 複数回書き込みを使った念入り消去をサポート。

2004-06-23
バージョン0.3公開。 操作の簡単化。dialogを使ったメニュー (CD-ROM)。

2004-05-02
CD-ROM版で、デバイスファイルが不足していたのを修正。 kon2を使って表示を日本語化したものを作成。

2004-05-01 (バージョン0.2β公開)
単に0で上書きするだけでなく、 1で上書き・ランダムデータで上書きするモードを追加。 ブートフロッピーだけでなく、ブータブルCD-ROMイメージを公開。 CD-ROM版は、GENERICカーネルベースなので、SCSIにも対応。 FreeBSD 4.8Rベース。

2002-10-22 (バージョン0.1β公開)
ハードディスクの容量を自動認識するようにした。 FreeBSD 4.4Rベース。

2002-03-13
初期バージョン公開。 ハードディスク容量20Mバイト固定バージョン。

2001-10-26
初期バージョン作成。


●おことわり


●参考文献



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